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報告理事・監事・地域代表者 一泊研修会報告NEW

理事・監事・地域代表者 一泊研修会報告

 8月31日(土)・9月1日(日)、京都の聖護院御殿荘にて理事・監事・地域代表者一泊研修会研修会が行われました。実はこの時、前週から猛烈な勢力で近畿に近づいていた台風10号が迫っており、当初は開催も危ぶまれておりました。この台風、2018年に大阪を直撃し大災害を起こした台風と同様の勢力を持つということで不安の中での開催準備をしていましたが、当日台風は温帯低気圧となり、晴れ間が広がる猛暑の中での開催となりました。
 今回は31日(土)に第4回理事会を開催し、いつもとは違った京都の風情を感じながらの温和な雰囲気での理事会となりました。その後、地域代表の先生方との食事会、交流会があり有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 翌、9月1日(日)には、NHKの鍼灸にまつわる番組ではおなじみの、明治国際医療大学鍼灸学部学部長である伊藤和憲先生をお招きして、『鍼灸師が担うべき養生と電子カルテの活用法~未来の鍼灸を創造する~』というテーマでご講演いただきました。
 伊藤先生といえば、トリガーポイント治療や、慢性疼痛、痛みの機序などの研究の印象がありますが、現在は養生学へと研究内容を移しておられその経緯についても知ることができました。
 病気など症状がある人が行う医療的なケアやコントロール法を「セルフケア」、健康な人が季節や伝統習慣や文化をとりいれる健康管理を「養生」であるとその違いを示され、心身だけでなく社会的にも満たされた状態、またそれを可能とする社会をwell-beingと呼び、健康維持を可能にするための「養生」でつながる地域コミュニティが必要であると話されました。

理事・監事・地域代表者 一泊研修会報告

 東洋医学の体調把握や治療法はこれまでの歴史から得られたビックデータそのものであるとも言えますが、それらのデータを一括して応用していくためには電子カルテの存在が大きな意味を果たすということでした。電子カルテに体調や生活習慣などの情報を入れAIを駆使した統計をとることで、個人個人に適したケアや医療の選択も可能となり、他の医療機関への情報共有や健康管理が可能となります。これからは個人だけでなく行政や企業が一丸となり地域共通理解として「養生」を浸透させること、社会全体でwell-beingへの流れを育てて確立することが必要であると熱弁されました。伊藤先生自らが先陣を切り「養生」を多方面に渡って推進されている活動のお話は鍼灸師の未来が明るいものに感じました。

 今年も一泊研修会が開催され、参加することができとても良かったと思います。地域代表者の先生で一度も参加されたことがない先生がいらっしゃればぜひ一度ご参加ください。そこには新しい発見と、楽しい出会いが待っています。来年お会い出来ることを楽しみにしています。
(研修委員長 清藤直人)

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