スポーツ鍼灸ボランティア
報告第24回大阪府障がい者スポーツ大会 スポーツ鍼灸ボランティア活動に参加してNEW
活動日:2024年5月12日(日)
準会員 下田 侑以
昨年に引き続いての参加でしたが、前固とはまた違った気づきがあり、参加して本当に良かったと思いまレた.スポーツ錫灸のボランティア活動では、ストレッチングやテーピング、バイオネックス、セラミック電気温灸器などを用いて、録灸を身近な存在に感じてもらうという意義がありますが、障がい者スポーツ大会では、その重要性をより強く感じました。私が直擦担当した方ではないのですが、受付で録灸のサービスを受けようか迷っている方がいました。その方は、「自分みたいな人聞が鍼灸院に行くことは、健常者に対しては迷惑だからいけないと思っていたJと話し、担当した先生が、「そんなことはありません、誰でも受けていいんですよJと言うと、「サービスを受けてみたいJと快く私達のブースをご利用してくださいました。レース前の利用でしたが、ストレッチングとバイオネックスで心身ともに緊張がほぐれたのか、「速く走れるようになった気がするJと笑顔でレースに臨んでいかれました。
その方がレース後に立ち寄ってくださったのですが、自己ペストで走れたそうで、「今まで引け目があって錫灸院に行ったことがなかったけど、今度は街の鍼灸院に行ってみようと思うJと言ってくださいました。今まで自らの八シデを気にして、鍼灸を受けられなかった方にも、鍼灸が身近な存在になってもらえたと感じることができた、とても嬉しい出来事でした。
ストレツチングを行っていく中で、障がいのあ否方は、力が入りやすく、筋緊張のきつい方が多いように感じました。虚実で表すなちぱ、虚の箇所の虚の度合いが強い、範囲が広いほど、その反動で実の度合いカ守強くなり、範囲ち広がってしまうからだと思います。
実の箇所を錫灸で緩めてあげることができれば、そういった方々こそ、鍼灸で少しでも心身ともにリラックスできると思います。実際、サービスを受けられた方の多くが終わった頃には硬かった表情がよく緩んでいました。錫灸には、心のパリアフリーを体現する力もあるのではないかと感じました。
スポーツ鍼灸ボランティアの活動では、毎目新しい気づきがあります。参加する大会によって、利用される方の年齢層、主訴などが違いますし、準会員の私にもたくさん挑戦の場をいただけるからです。普段の臨床では味わえない貴重な経験をたくさんさせていただけるので、今後も様々な活動に参加し、鍼灸師として成長し続けていきたいと思います。
【考察】
第20回大会以来、4年振りの活動で、晴天、気温24℃、湿度40%でランニング日和のコンディションでした。例年は50名位の利用があり、余裕を持って70名分のリネンおよび問診票・アンケート票を用意していました。しかし、70名を超えて78名が利用しました。
また、例年は「⑤40歳代」の利用が最も多い。しかし、最も多く利用したのは「②13~19歳」で、19名の内の9名(47.4%)がテーピングのサービスを受けました。
つまり、既存のデータを反映することができない結果となり、今後の事前研修会の内容と準備の在り方を改めて考え直さなければならない。加えて、ランナーの付添者の利用が多くなっており、付添者にも対応できる問診票・アンケート票を用意する必要がある。
以上