スポーツ鍼灸ボランティア
報告第25回高槻クロスカントリー大会に参加してNEW
暦の上では春となりましたが寒気の残る3月10日(日)、今年も高槻クロスカントリーが萩谷総合公園で開催され、ボディケアボランテイアとして参加してきました。
今年は早朝から天候に恵まれましたが、前日の残雪がテントの上で溶けその水滴がテント内に落ちるといったトラブルがありました。経験豊富な先生方のお陰で手際よく対応、スムーズに準備が整い、参加者の皆様にサービスを実施することができました。
参加ランナーの方々も明るい表情で大会に挑まれている様子で、レース前だけでなくレース後も我々のケアブースをご利用になられる方がおられ、そのほとんどの方が刺さない誠を体験してくださいました。中には「『刺さない鍼』をして走ったら呼吸が苦しくなく走りきれた」と笑顔で感想を言ってくださる方もいて、こちらも嬉しくなるとともに、やりがいを感じさせていただきました。
また筋膜リリーステープにはランナーの皆様は驚かれていたようで、詳しく説明をすると「これは手軽で、気持ち良くていいね!」と喜ばれる方が多い印象でした。
去年ケアブースを利用された方が、今年もまた来てくださり、「去年すごく良かったから」と声をかけてくださるという嬉しいこともありました。
今年は天気が良くブース内のベツド数も4台と広いスペースで対応できたためか、前年よりも多くの方々が利用してくださったようです。待合スペースは―時大変混雑しましたが、慌てることなく、どの先生も質問や相談をされる方に対し、テーピングやアイシング等、テキパキと臨機応変に対応されていました。なかでも印象的だったのが「1ケ月前に捻挫をしてしまった」と訴えられる方を診て三角靭帯損傷だと見抜き、患部へのアイシング、的確なアドバイスをするといった対応をされる先生方の姿が本当にすごいと思いました。
今回の高槻クロスカントリーでの先生方の活躍する姿を見て、改めてもっと勉強し、多くの経験を積み、先生方のような利用者様の不安や疑問にきちんと応えて適切に対応できる、そんな鍼灸師になりたいと思いました。
今後も積極的に参加し、会員として役立てるよう精進して参ります。
この度は利用者様と接し、経験を積める貴重な機会をありがとうございました。
高槻地域 小西 明日香
報告第25回高槻クロスカントリー大会・スポーツ鍼灸ボランティア活動報告NEW
活動日:2024年3月10日(日)
高槻クロスカントリー大会は、高槻市立萩谷総合公園内及び周辺一帯で開催される地域のスポーツイベントです。第25回大会は令和6年3月10日(日)に開催され、健康で走行に支障のない人なら誰でも参加できます。【考察】
今年の河内長野シティマラソン、大阪マラソンのスポーツ鍼灸ボランティア活動において、サービスを利用するランナーの年齢のピークは40歳代でした。
高槻クロスカントリー大会おいては、 サービスを利用するランナーのピークは 12 歳以下にあり、ティーンエイジ(13 歳~19 歳)を含めると、 40 名が利用しており、全体の 44.4%に当たる(Graph⑤参照)。
施術において治癒するスピードは加齢とともに減速することは知るところである。 サービスを利用したランナーの年齢が若ければ若いほど、 早期回復する可能性は高く、また、提供したサービスに対する評価に忖度はない。
サービスの満足度、スタッフの対応に対して高評価を得ることが出来たのは、参加した若き鍼灸師の問診力が向上した証である(Graph⑰⑱参照)。
故に、 高槻クロスカントリー大会での活動を鍼灸師の登龍門と位置付けており、一人でも多くの若き鍼灸師に参加していただき問診力を身に着けてもらえればと思っています。
スポーツ鍼灸プロジェクト委員会
委員長 若杉昌司
委員長 若杉昌司
以上