スポーツ鍼灸ボランティア
第1回WMG研修会 報告
令和3年11月28日(日)に研修・普及・スポーツ鍼灸プロジェクト合同でWMG研修会を大阪府鍼灸師会館3階にて開催いたしました。
本研修会は、予定では令和4年5月に開催(1年延期)されるはずのワールドマスターズゲームズ関西の直前研修会として予定しておりましたが、残念ながら研修会直前に大会組織委員会より再延期(2026年の予定)との通達がございました。
しかし、今後の大阪府鍼灸師会スポーツ鍼灸ボランティア活動の新たなステージを見据え、予定通り開催致しました。
会場とZoomを使用したハイブリッド形式にて全国から63名の参加がございました。
研修内容は、主に座学を中心とした形で朝から夕方までたっぷり学びました。
講座①では、関西医療大学の吉田隆紀先生に「スポーツ現場における救急法」としてリスク管理・熱中対策・外傷の判断・創部の処置をご講義頂きました。
講座②は、明治国際医療大学の谷口剛志先生に「サッカーにおけるスポーツ障害」として、サッカー競技の特性と発生しやすい障害をポルトガルの総合スポーツクラブ留学の経験も踏まえて詳しく解説して頂きました。
講座③は、大阪ハイテクノロジー専門学校の山下浩平先生に「ラグビーにおけるスポーツ障害」としてサッカー同様に、競技特性と発生しやすい障害を講義資料の穴埋めをしながら学び、学校の授業を受けているかの懐かしい感じがしました。
3講座とも実践的な内容となり、来年3月に予定している実技を中心とした第2回に向けて、有意義な研修会となりました。
また本研修会は、公益財団法人日本財団の助成を受けて開催させて頂きました。
ワールドマスターズゲームズ関西は、再延期となってしまいましたが、今回の研修会を通して、鍼灸ボランティア活動の可能性を広げる第1歩になったのではないかと感じました。
ぜひ、今後の本会鍼灸ボランティア活動に参加してはいかがでしょうか。
普段の臨床や学生生活では味わえない経験が、そこにあるはずです!
第2回WMG研修会は、令和4年3月13日(日)に開催予定です。詳細が決まりましたら、フレッシュ・ホームページにてお知らせ致します。
研修委員会 荒木善行