スポーツ鍼灸ボランティア
高槻クロスカントリー大会 サポートボランティア活動報告[2019/05/23]
スポーツ鍼灸ボランティア活動に参加して
明治東洋医学院専門学校 小西明日香
これまでクロスカントリーでの催しに関わらせて頂いたことはありますが、スポーツ鍼灸のボランティア活動としては初めての参加となりました。当日は、残念ながら天候にあまり恵まれなかったものの、参加者の皆様は溌剌とした様子で楽しんで参加されており、また先生方も明るい笑顔で活動されていました。
開始してからはお子さんから年配の方まで幅広く施術を受けに来られており、殆どの方がストレッチとパイオネックスを受けられていましたが、やはりご自分の身体に関心の強い方々が多いようで施術をされる先生に身体の動かし方などについても相談されている方もおられました。
印象的だったのが、相談と施術を受けに来られた方々も半分以上が鍼灸治療を受けた経験の無い方だったということです。ボランティアであること、そして『刺さない鍼』という点に興味を持って頂けたようで、最初は鍼ということで躊躇っておられた方もパイオネックスの説明をした後は安心して施術を受けられていました。
施術の後は皆さんとても晴れ晴れとした様子で、殆どの方に「受けてよかった」「楽になりました」と言って頂け、自分が施術したわけではないのにとても嬉しく思った記憶があります。「また施術を受けたい」と鍼灸治療に興味を持って頂けた方もおられ、スポーツ鍼灸の普及の一助になれた実感もあり、また将来鍼灸師となるにあたってこういった地域への奉仕活動や鍼灸の普及啓発の活動がとても重要であると感じました。
鍼灸のボランティア自体が初めてであったこと、学生の参加は初の試みとのことでとても緊張しましたが、皆様とても優しく、また気さくに当日の流れや参加者の方々への接し方など指導して下さり、少し空いた時間には鍼灸師としての将来やスキルアップの方法など実体験を交えて色々なお話を聞かせて頂けました。
そういった会話も含め、現役の先生方の施術の様子や施術を受けに来られた参加者の方々への対応など、学校では知ることのできない現場の空気に触れさせて頂けたことがとても嬉しく、学生として得難い経験であったと思います。
また、鍼灸師としてのやりがいや楽しみはこういったところにもあるのかと学生の身ではありますが感じることができ、どういった鍼灸師になりたいかを考える為の一つの指標にもなりました。機会があれば是非とも再び参加させて頂きたいと思います。
貴重な学びの場を与えて頂けましたこと、説明会でのストレッチの講座などを含め温かく指導をして下さったこと、本当にありがとうございました。
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スポーツ鍼灸ボランティア活動に参加して
森ノ宮医療学園専門学校 片岡昌彦
僕は、以前からスポーツの現場での活動や、鍼灸師の色々な場面でのボランティア活動にすごく興味がありました。今回、様々なご縁があり、大阪府鍼灸師会から、高槻シティハーフマラソンと、高槻クロスカントリーのスポーツ鍼灸ボランティア活動に学生スタッフとして参加させて頂くことができました。
実際、ボランティア活動で感じた事は、「鍼灸ってこんなに必要とされているんだ」という事です。高槻シティハーフマラソンでは、雨にも関わらず203名の利用者様が訪れ、待合が途切れることもなく終始盛況でした。また、高槻クロスカントリーでは、小中学生を中心とした若いランナーさんの利用も多く、幅広い年代から鍼灸が必要とされていると感じました。また、アンケートにて、「すごく楽になった」、「色々相談出来てよかった」、「ありがとう」など非常に利用者様からも喜んでもらえている事も印象的でした。
大会前の研修において、問診の仕方、ランニングに関係するツボ、ストレッチの方法やパイオネックスについても習う事ができ、大会参加の趣旨が、ケア活動と鍼灸の普及にあることなども明確にすることができたので非常に参加しやすく、色々なことを学ぶ事ができました。
そして、何よりボランティア活動がすごく楽しかったという事が一番大きかったように思います。参加されている先生方は、気さくな先生ばかりでチームワークもよく、常に笑いがあったように思います。利用者様はじめ他団体様や大会主催者様もフレンドリーでノリもよく、みんなでお祭りをやっているように楽しく活動する事が出来ました。
スポーツボランティアの活動で、現場で鍼灸師が必要とされている事や、チーム活動や地域の人々との活動の楽しさを経験して、早く鍼灸師になりたいと思いました。すごくいい経験をさせて頂いて、ありがとうございました。