スポーツ鍼灸ボランティア
大阪マラソン サポートボランティア活動報告[2018/12/22]
大阪マラソンスポーツボランティア
11月25日、日曜日大阪マラソンのボランティアに参加してきました。鍼灸師になり、2度目のボランティア活動です。1度目は2日前に行われた「はぐくみランフェスタ」だったので少しはイメージできたかと思われましたが、規模が全く違い、会場には凄い数のランナーさん・ボランティア・スタッフの方々が居ました。
事前の講習で習っていたストレッチ、テーピング。今まで、苦手意識から関わらなかった筋肉の再勉強。毎晩のように、家族の身体を借りて練習していましたが、ランナーが帰ってくるまでの間、先輩方との練習を重ねて、色々教わり、なんとか出来るようになりました。
最初のランナーさんに引き続き、続々と帰ってくるランナーさん。いつの間にか満員になっており、ふと見わたすと、災害現場のように慌ただしく、ごった返していました。そんな中、ランナーさんにストレッチを施していて、必死ながらも、元々患者さまとの会話や施術は大好きなので、とても楽しく、見よう見まねでストレッチをし、終わった後、ランナーさんの「気持ち良かった~!ありがとう!」のお声に嬉しくなり、1日があっという間に終わっていました。
先輩方のストレッチ・テーピングは無駄がなくとてもキレがあり、一日仕事で大変な部分もありましたが、臨床に出て何人もの人に関わり、見させてもいただき、とても勉強になりました。貴重で良い体験をさせてもらい本当に感謝します。
河北地域 笹井由紀
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「大阪マラソンスポーツ鍼灸ボランティア活動に参加して」
「足が軽く、楽になった」
足を引きずり、疲労困憊の表情でケアブースまで来られたランナーさんが、5分間のストレッチとパイオネックスゼロでのケアの後、和らいだ表情でお話してくださいました。
正直はじめは"5分" のケアで42.195kmを走られたランナーさんの疲労や痛みを和らげることは出来ないんじゃないか、という思いがありました。
が、今回の大阪マラソンスポーツ鍼灸ボランティアに参加し、200名を超えるランナーの方を途切れることなくお迎えし、短い時間にもかかわらず、ひとりひとりと丁寧に向き合い、的確な判断とケアによって痛みを軽減させ、さらにはランナーさんの気持ちまで緩和されている先生方の姿を間近に拝見させていただいたことで、先生方の技術に改めて驚き、鍼灸に対する興味がますます深まりました。
私は、ヨガやダンスイベント運営のボランティア活動の経験がありましたが、今回のようなボランティア活動を行うのは、はじめてだったため、実際にどのような雰囲気で、どのような方にケアを行われているのか、イメージを持つことが難しかったのですが、大会に対する取り組みについての説明や、ストレッチや取穴の実技練習、問診に必要な英会話など、事前研修会を設けてくださったおかげで、落ち着いた気持ちで当日を迎えることができました。
当日、印象的だったことは、先生方が楽しみながら、お互いに思いやりながらケアをされていたことです。ランナーさんを気遣うことはもちろんでしょうが、私たち学生ボランティアにも暖かいお心遣いやアドバイスをしてくださり、まずは自らが健やかでいること、広い視野を持ちながら活動することの大切さも学ばせていただきました。
これから鍼灸師を目指す上で、実際に現場を経験させていただけることは、本当にありがたく、鍼灸資格取得への想いがさらに強まりました。数年後、ランナーさんをケアできる立場で参加できるよう、学びを続けていきます。
本当に貴重な機会をありがとうございました!
神戸東洋医療学院 北條 直