地域ボランティア
アンチエイジングフェア サポートボランティア活動報告[2019/06/28]
アンチエイジングフェア in Osaka 2019 報告
開催日:2019年5月25日(土)
開催場所:関西テレビ放送本社(カンテレ扇町スクエア/メビック扇町)
ブース利用者:350名
スポーツ鍼灸プロジェクト委員会 廣橋久美子
関西テレビ・日本抗加齢協会が主催する「アンチエイジングフェア」が5月25-26日の2日間にわたりカンテレ扇町スクエアで開催されました。医療、美容のスペシリストや人気タレントによるトークショー、企業による26ブースが出展するというこのイベント。そうそうたる企業ブースのなかで日本鍼灸師会もブースを設けました。来場者の健康相談を受け、日本鍼灸師会・大阪府鍼灸師会のリーフレット配布、セイリン製のおなじみ「パイオネックスゼロ」の体験と、お灸の山正製台座灸サンプリングを行うのが我々のミッションです。
美容が大きなテーマに掲げられていたということもあり来場者は女性が多く、鍼灸師会ブースも同様に沢山の女性が詰めかけました。その数、2日間で700名超え!そのほとんどがパソコンやスマホ操作による肩こりや眼精疲労の症状の訴えでした。鍼灸治療なら得意な症状ばかりですが、来場者の9割以上が鍼灸未体験。各症状に応じて自宅でのパイオネックスとお灸の使い方を説明すると「こんなことにも鍼灸って効くの?試してみます!」という嬉しい反応もありました。
しかし、ここ数年のメディアでの「お灸女子」や「美容鍼灸」などの広告や報道は一体・・・と思うほど鍼灸についての認知度が低いというのが印象でした。「鍼は痛そうで怖い」「お灸を買ってみたけど使い方がわからない」「美容鍼ならしたことがある」「鍼灸院って何するところ?」「興味はあるけど何処に行けばいいの」‥等の声が多くあり、鍼灸についての説明を限られた時間で一人一人にお伝えしましたがまだまだ足りない、知ってもらえていない、というのが実感です。
普及啓発のためのボランティアやイベント参加では施術・体験がメインとなり、来場者の数によっては慌ただしくごった返すことも常ですが、こういった場でスムーズに立ち回るためのチーム力やアピール力が必要だと改めて感じました。知ってもらえなければその人たちとって、鍼灸が存在しないも同然。そんなの勿体なすぎる!鍼灸や鍼灸師のブランディングを再考する時期だと思った一日でした。