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研修会&講座のお知らせ

令和元年度 第1回学術講習会報告「自分が望む最期の迎え方を伝えてみませんか」2019.06.28


 
令和元年5月19日(日)
令和元年度 第1回学術講習会
(公社)大阪府鍼灸師会・全日本鍼灸学会共催 会場:明治東洋医学院専門学校
 
講演①:「自分が望む最期の迎え方を伝えてみませんか」
    講師:市立岸和田市民病院緩和ケア内科  川島 正裕先生
 
 
自分が望む最期? ピンピンころり。健康寿命を延ばし今まさに人生百年時代へ突入せんとする我々の多くが熱望して止まないことです。しかし皆が皆そう成れるわけでわけではありません。
(ここで、健康寿命とは、医療や介護に依存しないで自分の心身で生命維持し、自律した生活ができる生存期間の平均です。)
加齢と共に運動機能や認知機能が低下し、複数の慢性疾患の併存する状態になった場合がそれです。そして天寿を全うして旅立つ。
その旅立ちの前に表題の、「自分が望む最期の迎え方」についてです。
此の世に生を受けた以上必ず死を迎えるのですが、
①    事故、災害また脳、心疾患等による突然死。
②    癌、心・肺疾患末期
③     認知症、老衰
の順で予後が変わってきます。いずれにしても普段自分の意思表示が明確にできる状態の時から、信頼の置ける家族、兄弟、友人知人に人生の最終段階に於ける医療行為についてまで話しておく必要があります。
延命治療、心肺蘇生処置の有無。意思表示出来なくなったときの代理決定者は誰になってもらうか、と言うところまで。
以上の様なことをタブー視せず、
患者・家族・医療従事者の話し合いを通じて、患者の価値観を明らかにし、これからの治療・ケアの目標や選考を明確にするプロセスのことを、
ACP  アドバンス・ケア・プランニングと言うそうです。 
ではどの様な時、人にACPを実施するかと言うと、『この人が1年以内に亡くなったら』
驚きますか? もし驚かないならACPを行うと考えてよいそうです。
只、本人の意思を尊重し無理強いはしない。又、あまりにも時期尚早なACPの実施は、時間の経過と共に思考の変化を来す為、再度意思確認の必要があります。
 
自分の望む最期の迎え方とは、旅立つ本人、見送る家族、サポートする医療者や介護関係者
皆が納得出来る最期なのかな?
                             研修委員  中川 欣久