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研修会&講座のお知らせ

『理事・監事・地域代表一泊研修会に参加して』2018.08.25


 

 
『理事・監事・地域代表一泊研修会に参加して』 河北地域代表 森下洋行
 
 平成30年7月21~22日に開催されました理事・監事・地域代表一泊研修会に参加して来ました。会場は、昨年と同じく京阪神宮丸太町駅下車の京都聖護院御殿荘。今年は特に猛暑日が多く当日も当然のように気温が高くて、その日の京都は37.77度を記録したようです。

 到着して各自が温泉で汗を流した後、得本会長の挨拶から懇親会が始まりました。

 懇親会では、理事の先生方や各地域代表の先生の体験談や本会に対しての思いやこれからの鍼灸業界の目指すべき事等、各先生の普段聞けない様な話を惜しみなくして頂き、とても貴重な時間を過ごす事が出来ました。

 二次会では得本会長自ら指揮をとってのジャンケン大会があり、盛り上がりが最高潮に達し、今の大阪府鍼灸師会がまとまり一丸と成っている意味と得本会長の力量の大きさを再確認いたしました。終始和やかで尚且つ盛り上がった心地良い懇親会でした。
 
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 二日目の午前9時から研修会が開始されました。

・研修会①
 吉村春生先生より
『機能訓練指導員の仕事、鍼灸師ができること、得られるもの』―鍼灸師活躍のチャンス!―
をテーマにご講演頂きました。
 平成30年度から、はり師・きゅう師が機能訓練指導員として配置が可能となり、大阪府における認知症有病者数の将来推計では2015年33.2万人から20年後の2035年には56.2万人に増加する事が見込まれているようです。今後の地域包括ケアシステムに向けて、鍼灸師が機能訓練指導員として活躍するチャンスの重要度を改めて認識する事が出来ました。

・研修会②
 三部構成になっており、まず茨木地域代表の松尾正己先生からは、『針聞書』(はりききがき)の説明がありました。室町時代中期の永禄十一年(1568)に鍼治療を体系的に、更に諸症状を様々な虫に例えて記した『針聞書』が今年成立450年に当たり著者の茨木元行が茨木村の住人で当地で記した事もあり、茨木市で5月に大々的なイベントをされたとの事で、今年11月24・25日にも「―鍼の聖地― いざ茨木へ!」のイベントをされるとの事です。ご興味のある方は会場に足を運んでみては如何でしょうか。

 続いてアートディレクターの山本巧江様による『針聞書』に登場する数々のハラノムシの手づくりのぬいぐるみを被り物や首周りに巻きつけて、おもしろ楽しく説明頂きました。
 アートの世界に引き込まれたような貴重な体験をさせて頂きました。

 最後の京都大学人文科学研究所教授 武田時昌先生のご講演では、中国の哲学や日本の人文科学を熱くて語って頂きました。
 その中で私の中で特に印象に残った言葉がありましたのでご紹介いたします。
『鍼灸は伝承産物であり我々鍼灸師は伝承者なのです』
 受け継いだ鍼灸の技術を後世に伝えていこうと心に誓う次第です。