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スポーツ鍼灸ボランティア

第26回高槻シティハーフマラソン普及活動報告2018.02.26


 
第26回高槻シティハーフマラソン普及活動報告
高槻地域 北田 誠一

 今年も1月21日に開催された第26回高槻シティハーフマラソンの普及活動に参加しました。
 前日、20日浅井理事、高槻地域4名で備品運搬と会場設置を行い当日に備えました。
 同夜には大会本部主催の前夜祭が開かれ高槻地域岩先生、山井先生に参加して頂き、高槻市長、本部役員、各種スタッフ、ゲストランナー金丸選手と親交を深めて頂きました。
 当日7時30分には本会スタッフ23名と山正さんからの応援3名の、合計26名が集合し、全員で打ち合わせ後に活動開始。私は都島地域の金井先生と組み、交互にランナーにストレッチとパイオネックス施術を行いました。金井先生が手際よく施術され、素早くフェイスペーパー交換やタオル等備品取り換えして頂き、私も気持ちよく施術することができました。他のベッドや受付においても、文字通り阿吽の呼吸でスタッフが互いに協力しランナーに対応しているのを見て、本会の実績と強さを感じました。
 昨年は低体温症で救急搬送されるランナーもでましたが、今年は穏やかな天気にも恵まれ大きな怪我や救急搬送もなく平穏無事に終わるかと思われた終了間際、両下肢痙攣歩行不可になったランナーが来所し緊張感が高まりました。
ホットパック、タオルを大量に使用し保温を行い丹波理事に報告。丹波理事が救護室の医師と連絡を取り診断を仰ぎました。
バイタルチェックの結果、給水と保温で様子を診ることになり暫時経過観察。徐々に回復し無事に帰られほっとしました。その後、全員で撤収作業を完了し15時前に我々の活動も終了となりました。
 今年は総数273名のランナーに来て頂きました。毎年利用して頂くランナーからお菓子の差し入れも頂きうれしく思いました。参加頂いた理事、各地域の先生、スポーツ鍼灸チームの皆様ありがとうございました。3月には高槻クロスカントリー大会がありますので各地域の皆様ご参加の程、宜しくお願いいたします。

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高槻シティハーフマラソン 参加印象
淀川地域 古田 高征
 
 私が専門学校学生の頃に始まった高槻シティハーフマラソン、今回で26回を数えており、協力ができることにワクワクして参加しました。事前研修は1月4日に行われ、講師の若杉先生や岩先生から会場内の様子や手順、具体的施術について説明を受けました。研修会の最後には選手への「アンケート」の内容についての検討も行われました。若杉先生から「集められたアンケートから一般の方にも鍼灸の良さをアピールできるエビデンスを構築したい。一人ひとりの丁寧な仕事にかかっている。協力して欲しい。」との言葉に緊張感を持って大会当日を迎えました。
参加者は、ハーフ約3,700名、10km約1,600名、5km約1,200名と総参加者およそ6,500名でした。昨年は、非常に厳しい寒い日であったようですが、「今年は走り易かった」と言われるランナーの方が多く、いわゆる『マラソン日和』だったようです。
 朝から本番前のコンディショニングのために来られた方が一段落し、ホッとしたのも束の間、短い距離を走り終わった方から競技後のケアに来られました。施術中、不思議に感じたのは速く走られる方の多くは身体が軟らかく、筋肉をストレッチしても柔軟性の高い、施術も時間に余裕を持って終わることができるのですが、後半になるほどランナーの愁訴部位は増え、円皮鍼を貼ってストレッチしても筋肉は伸張せず時間がかかること。ランナー自身による普段のケアに問題があるのかもしれません。臨床家が関わることができる領域はまだまだあると思えました。
 ケア活動の待合には希望する人が列をなしているのですが、時間ばかりが過ぎさり、統括の浅井先生の厳しい眼が気になりながら施術する状況でした。普段の施術では患者の状況により施術内容や施術時間が変わります。しかし、限られた状況のなかで、愁訴を確認し施術し指導するには当然のように豊富な経験と知識が必要であり、型通りではない臨機応変な対応、些細なことも見逃さない注意力、洞察力が求められることを実感した今回でした。さらに一人苦悩する私の周りでは、同じ状況での施術なのにランナーが笑顔になって帰られる姿があり、臨床の奥深さや可能性を感じる事ができました。
 来年は再び多くの臨床家先生方と貴重な活動をしたいと思います。