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「人迎気口脉状診」に触れてみて2019.09.02

「人迎気口脉状診」に触れてみて

河南地域代表   林 政良

 

 721()、河南地域において東大阪地域の辻本政治先生によります「“人迎気口脉状診”の解説と実技」を行って頂きました。

 辻本先生は今年70歳を迎えられましたが、鍼灸で頑張っておられる先生方を応援したいとの思いから、ご自身が長年実践し良い結果を得た「現代的と古典的とを応用した治療法」を教えて下さいました。

 今回の勉強会では、河南地域から7名、豊中・北地域から各1名の先生が参加され、計9名で辻本先生にお世話になりました。

 

 「人迎気口脉状診」は左右一カ所ずつの脉診部を診る脉診法で、左手を「人迎」といい、その脉には外因が反映されます。また、右手を「気口」といい、その脉には内因が反映されます。そこで「浮沈、遅数、虚実、滑濇」といった脉状をみることで、病因と病症が導き出される治療法です。

 

 勉強会では、辻本先生の自己紹介から始まり、人迎気口脉状診の理論説明をして頂き、その後実技に入りました。理論説明では、脉状診の知識をお持ちの先生から私のように知識の浅い者までいる状態でしたので、辻本先生も説明の進め方が大変だったと思います。

実技では実際にお一人の先生の脉状を診て、その脉状が示す病証名を決定し、それに対しツボに鍼を打ちました。そして、治療後の脉状や身体の変化を全員で診て、施術前後の違いを実感させて頂きました。

また、上肢の痺れ症状に対して腕神経叢への施術も行って下さいました。これは辻本先生の勉強会に参加されている先生方が、「1年前から苦しんでいた上肢の痺れ、握力の低下が3回の治療で80%快復した」、「4カ月前からの前腕部の痺れ、部分疼痛が1回の治療で90%恢復した」などの成果をあげられましたので、今回の勉強会にも取り上げて頂きました。

時間が許せばもう少し実技を受けたかったのですが、3時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 

 辻本先生には暑い中遠方よりお足を運んで頂き、また限られた時間内ではありましたが、3時間もの長時間にわたり、理論説明と実技を行って頂き感謝しております。

 今回の勉強会で「人迎気口脉状診」に触れてみて、辻本先生が月一回開催しておられる「臨床鍼灸師の意見交換会」への参加を考えておれる先生もいらっしゃいました。

 私達にこの様にご自身の治療法を教えて下さり、また、新しい治療の取り組みを見出すきっかけを与えて下さり本当に感謝しております。本当に有難う御座いました。